2026年9月28日

突然、お腹をギューッと締め付けられるような激しい痛みに襲われると、「何か悪い病気ではないか」と強い不安を感じるかと思います。
今回は、お腹が締め付けられるように痛む原因や、考えられる疾患、そして急いで病院を受診すべき危険なサインについて、分かりやすく解説いたします。
「お腹がギューッと締め付けられる」痛みの正体とは?
腹痛にはいくつかの種類がありますが、ギューッと締め付けられるような感覚は、医学的に「内臓痛(ないぞうつう)」と呼ばれる痛みの特徴です。
胃や腸が過剰に動く・痙攣して起こる「内臓痛」
胃や腸などの管状の臓器は、食べたものを消化して先へ送り出すために「蠕動(ぜんどう)運動」という動きを繰り返しています。
しかし、何らかの原因で胃腸が過剰に動いたり、痙攣を起こしたりすると、臓器の壁にある神経が刺激されて「ギューッ」「キリキリ」といった強い痛みを感じます。これが内臓痛の正体です。腸が詰まりかけているときに、無理に内容物を押し出そうとすることでもこのような激しい痛みが起こります。
痛みの波(強くなったり弱くなったり)があるのが特徴です
この内臓痛の大きな特徴は、「痛みに波がある」という点です。臓器の収縮に合わせて痛みが強くなり、少し緩むとフッと痛みが和らぐという周期を繰り返します。
ずっと一定の強さで痛みが続くのではなく、「数分おきに激痛が走り、その間は少し楽になる」といった経過をたどることが多いのが特徴と言えます。
すぐに病院を受診すべき「危険なサイン」
痛みに加えて次のような症状がみられる場合は、重篤な疾患が隠れており、緊急の処置が必要になる可能性があります。ご自身の判断で様子を見ず、速やかに検査で原因を特定することが大切です。
冷や汗、激しい嘔吐、血便、発熱などを伴う場合は要注意
〇冷や汗が出るほどの我慢できない激痛
〇何度も吐いてしまい、水分も摂れない
〇便に真っ赤な血が混じっている、または黒っぽい便が出る
〇38度以上の高熱を伴う
〇お腹がパンパンに張り、歩くたびに響くような痛みがある
これらの症状があるときは、腸閉塞(イレウス)や腹膜炎など、命に関わる病気のサインである恐れもありますので、検査をして病状の特定と治療を検討してください。
みぞおち・上腹部が締め付けられるように痛む原因疾患
痛む場所が「おへそより上(みぞおち周辺)」の場合、主に胃や十二指腸、胆のうなどのトラブルが疑われます。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
胃酸が胃や十二指腸の粘膜を深くえぐり、傷つけてしまう病気です。ピロリ菌の感染や、痛み止め薬の副作用、過度なストレスなどが原因で起こります。
みぞおちがキューッと締め付けられるように痛み、食事の前後や空腹時に症状が強くなる傾向があります。悪化すると胃や腸に穴が開き、耐えがたい激痛を引き起こすこともあるため注意が必要です。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍について⇒ https://shitamachi-endoscopy.com/post-disease/disease_08/
胃アニサキス症
サバやアジ、イカなどの生魚を食べた数時間後に、みぞおちを強く締め付けられるような激痛が起きた場合は、アニサキスという寄生虫が疑われます。
胃の壁にアニサキスが刺さることでアレルギー反応が起き、胃が激しく痙攣するために強烈な痛みの波が押し寄せます。内視鏡を使って直接アニサキスをつまみ出すことで、嘘のように痛みが治まります。
胃アニサキス症について⇒ https://shitamachi-endoscopy.com/post-disease/disease_04/
胆石症・胆のう炎
胆のう(消化液をためる袋)にできた石が、胆管という細い管に詰まることで発症します。
脂っこい食事を摂った数時間後や夜間に、みぞおちから右側の脇腹、ときには右肩や背中にかけて、差し込むような激しい痛みが現れるのが特徴です。吐き気や発熱を伴うことも多く、早めの治療が求められます。
下腹部・お腹全体が締め付けられるように痛む原因疾患
痛む場所が「おへそより下」や「お腹全体」の場合、主に大腸や小腸の疾患が考えられます。
過敏性腸症候群(IBS)
腸に炎症やがんなどの目に見える異常がないにもかかわらず、腹痛や便通異常(下痢・便秘)を繰り返す病気です。ストレスや緊張が引き金となって腸が過敏に働き、ギューッとお腹が締め付けられるような痛みが生じます。
排便すると痛みがスッと和らぐケースが多く、通勤・通学中にお腹が痛くなりやすいなど、20代〜40代の若い世代にもよく見られる疾患です。
過敏性腸症候群について⇒ https://shitamachi-endoscopy.com/post-disease/disease_12/
虚血性腸炎
大腸に栄養を送る血管の血流が一時的に悪くなり、腸の粘膜に炎症や潰瘍が生じる病気です。便秘で強くトイレでいきんだ後などに、突然の左下腹部の激痛と下痢が起こり、その後に真っ赤な血便が出ることが特徴として挙げられます。
中高年の方に多く見られますが、便秘が続く若い女性にも発症することがあります。
虚血性腸炎について⇒ https://shitamachi-endoscopy.com/post-disease/ischemic-colitis/
感染性腸炎
ウイルス(ノロウイルスなど)や細菌(カンピロバクターなど)に感染し、いわゆる食中毒を起こしている状態です。
体内から病原体を排出しようと腸が激しく動くため、お腹全体が締め付けられるように痛み、激しい下痢や嘔吐、発熱を伴います。脱水症状に陥らないよう、こまめな水分補給が重要になります。
痛みの根本原因を特定し、不安を解消するための「内視鏡検査」
胃カメラ・大腸カメラで直接粘膜を観察することが確実な診断への近道です
痛みの原因が、アニサキスや潰瘍といった「胃や腸の粘膜の異常」なのか、それともストレスなどによる「動きの異常」なのかをはっきりさせるためには、胃カメラや大腸カメラで直接胃腸の中を観察することが最も確実な方法です。
当院では、高性能な内視鏡システムを用いて粘膜のすみずみまで丁寧に確認します。原因を特定することで適切な治療方針が立てられるため、患者さまの不安も大きく軽減されます。
お腹の締め付けられるような痛みでお悩みの方へ。当院の「苦痛を抑えた内視鏡検査」
「お腹が痛いのに、さらに苦しい検査は受けたくない」と、内視鏡検査をためらってしまうお気持ちはよく分かります。当院では、そうした患者さまの身体的・精神的な負担に寄り添うための工夫を行っております。
鎮静剤を使用した「ウトウト眠っている間に終わる」無痛検査
当院では、ご希望に応じて点滴から鎮静剤(静脈麻酔)を投与することで、ウトウトと眠っているようなリラックスした状態で検査を受けられる体制を整えています。
カメラが喉を通る際の「オエッ」となる感覚や、腸に空気が入るお腹の張りをほとんど感じることなく、無痛に近い状態で気づいたときには検査が終わっているケースが大半です。痛みに敏感な方や、過去の検査でつらい思いをされた方にも安心して受けていただけます。
お忙しい方や通院負担を減らしたい方へ「胃と大腸の同日検査」にも対応
「痛みの原因が上腹部なのか下腹部なのかはっきりしない」「何度も通院するための休みが取れない」という方のために、当院では胃カメラと大腸カメラを同じ日にまとめて行う「同日検査」に対応しています。
一度の食事制限とご来院で胃から大腸までをトータルに調べられるため、お仕事などで忙しい方でも時間的な負担を大きく減らすことができます。
繰り返すお腹の痛みは放置せず、ご相談ください
お腹が締め付けられるような痛みは、胃腸からの大切なSOSサインです。
「そのうち治るだろう」「市販の胃薬で様子を見よう」と放置してしまうと、思わぬ病気の発見が遅れてしまう恐れがあります。とくに、痛みの波を何度も繰り返している場合は、早めに原因を突き止めることが大切です。
東京下町おなか内視鏡クリニック葛飾金町院では、高度な診断技術と最新の内視鏡システムにより、精度の高い検査を実現しています。また、鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査で、96%の患者さまから『非常に良かった、家族や知人にも勧めたい』との評価をいただいております。
お腹が締め付けられるような痛みでお悩みの方や、内視鏡検査をお考えの方はぜひ一度ご相談ください。早朝・土日の検査にも対応しており、お忙しい方でも受診していただけます。
ご予約は24時間、WEB予約・LINE予約も承っております。
WEB予約はこちら⇒ https://wakumy.lyd.inc/clinic/hg09229
