2026年9月28日

仕事や人間関係、家事・育児など、日々の生活の中でストレスを感じたときに、「みぞおちの辺りがキリキリ痛む」「胃が重くて食欲が出ない」といった症状でお悩みではありませんか。
「たぶんストレスのせいだから、少し休めば治るだろう」と痛みを我慢したり、市販薬でやり過ごしたりしている方は少なくありません。しかし、その痛みの裏には、思わぬ胃の病気が隠れていることもあります。
今回は、ストレスと胃痛の深い関係や、注意すべき危険なサイン、そして痛みの原因を特定するための胃カメラ検査について、詳しく解説いたします。
なぜストレスを感じると「胃が痛く」なるの?
「胃は心の鏡」と言われるほど、私たちの感情や精神的なストレスに敏感に反応する臓器です。
では、なぜストレスを感じるだけで胃が痛くなってしまうのでしょうか。それには「自律神経」の働きが深く関わっています。
自律神経の乱れによる「胃酸」と「粘液」のバランス崩壊
私たちの胃の働きは、活動時に優位になる「交感神経」と、リラックス時に優位になる「副交感神経」という2つの自律神経によってコントロールされています。普段、胃の中では食べ物を消化するための強い「胃酸」と、その酸から胃の壁を守るための「粘液」がバランスよく分泌されています。
しかし、強いストレスを感じて自律神経のバランスが崩れると、胃酸が過剰に分泌される一方で、胃を守る粘液の量は減ってしまいます。その結果、自らの強力な胃酸によって胃の粘膜が傷つけられ、炎症や痛みが引き起こされるのです。
胃の動きが低下し、知覚過敏や血流不足を引き起こすことも
ストレスは胃酸のバランスを崩すだけでなく、胃の動きそのものを鈍くしてしまうこともあります。胃の動きが低下すると、食べ物が長く胃の中に留まるため、胃もたれや膨満感を感じやすくなります。
また、緊張状態が続くことで胃の血管が収縮して血流が悪くなったり、胃の神経がわずかな刺激にも敏感に反応する「知覚過敏」の状態になったりすることも、痛みを引き起こす大きな原因です。
「ただのストレスだろう」と市販薬でごまかす自己判断の危険性
ストレスを感じた後に胃が痛むと、どうしても「一時的なものだろう」と自己判断してしまいがちです。しかし、根本的な原因を確かめずに市販の胃薬を飲み続けることには、大きなリスクが伴います。
胃潰瘍やピロリ菌感染、胃がんなどの重大な病気が隠れている可能性
ストレスが引き金となって痛みが出ている場合でも、実はすでに胃粘膜が深くえぐれる「胃潰瘍」になっていたり、胃がんの主な原因となる「ピロリ菌」に感染していたりするケースが少なくありません。最悪の場合、胃がんなどの重大な病気が隠れていることも考えられます。
症状の感じ方だけで「ストレスによる一時的な胃炎」なのか「治療が必要な別の病気」なのかを正確に見分けることは、医師であっても不可能です。思い込みによる放置が、病気の発見を遅らせてしまう一番の原因となります。
こんな症状があれば要注意!すぐに受診すべき「危険なサイン」
次のような症状がみられる場合は、ただのストレス性胃炎ではない可能性が高いため、様子を見ずに早急な受診をお勧めします。
〇黒い便(海苔の佃煮のようなタール便)が出る(※胃や十二指腸で出血しているサインです)
〇激しい痛みや、嘔吐を繰り返す
〇痛みが長期間(数週間以上)続いている
〇急激な体重の減少がある
〇市販薬を数日間飲んでも症状が改善しない
ストレスが引き金となって起こりやすい胃の病気
過度なストレスや疲労が重なることで発症・悪化しやすい、代表的な胃の病気をいくつかご紹介します。
急性胃炎・慢性胃炎・胃十二指腸潰瘍
強いストレスを受けた直後などに、急激に胃粘膜に炎症が起こるのが「急性胃炎」です。キリキリとした痛みや吐き気を伴います。また、炎症が慢性化したり、ピロリ菌感染が加わったりすると「慢性胃炎」となります。
さらに症状が進行し、胃酸によって胃や十二指腸の粘膜が深くえぐられてしまった状態が「胃潰瘍」「十二指腸潰瘍」です。みぞおちの強い痛みや、ひどい場合は吐血や下血を引き起こします。
慢性胃炎について⇒ https://shitamachi-endoscopy.com/post-disease/disease_07/
十二指腸潰瘍について⇒ https://shitamachi-endoscopy.com/post-disease/disease_08/
胃カメラで異常がないのに痛い「機能性ディスペプシア」
近年、働き盛りの世代に非常に増えているのが「機能性ディスペプシア」という疾患です。胃もたれやみぞおちの痛みといった辛い症状があるにもかかわらず、胃カメラなどで検査をしても、潰瘍やがんなどの目に見える異常が見つかりません。
これはストレスなどによって胃の「働き(機能)」に異常が生じている状態であり、適切な診断と専用のお薬による治療が必要です。
機能性ディスペプシアについて⇒ https://shitamachi-endoscopy.com/post-disease/disease_03/
胸焼けや酸っぱいものがこみ上げる「逆流性食道炎」
ストレスによる自律神経の乱れで胃酸が過剰に分泌されると、胃酸が食道へと逆流しやすくなります。食道の粘膜は酸に弱いため、逆流した胃酸によって炎症が起こり、「胸焼け」や「酸っぱいものが上がってくる(呑酸)」、「咳が長引く」といった症状が現れます。
逆流性食道炎について⇒ https://shitamachi-endoscopy.com/post-disease/disease_01/
胃の不調の原因を特定するための、当院の「苦しくない」胃カメラ検査
「ストレスでただでさえ辛いのに、苦しい胃カメラ検査なんて受けたくない」と感じる方は多いと思います。当院では、患者さまの心と体への負担を最小限に抑えるための工夫を徹底しております。
鎮静剤を使用し「ウトウト眠っている間に終わる」無痛検査
当院では、患者さまのご希望に合わせて鎮静剤(静脈麻酔)を使用した胃カメラ検査を行っております。点滴から適切なお薬を投与することで、ウトウトと軽く眠っているようなリラックスした状態になります。「無痛検査」と呼ばれるほど苦痛や嘔吐反射(オエッとなる感覚)を抑えることができ、多くの方が「気づいたら検査が終わっていた」とおっしゃるほどです。
最先端の医療機器を完備
微小な病変やわずかな粘膜の変化も見逃さないよう、当院では高画質で特殊な光を使った観察ができる最先端の内視鏡システムを導入しています。これにより、早期の胃がんや小さな炎症も正確に診断することが可能です。
鼻と口のどちらからも検査が可能
鎮静剤を使用しない場合でも、患者さまのお体の状態やご希望に合わせて、口からカメラを入れる「経口内視鏡」と、鼻から極細のカメラを入れる「経鼻内視鏡」のどちらかをお選びいただけます。
経鼻内視鏡は舌の根元にカメラが触れないため、嘔吐反射が起きにくいというメリットがあります。
胃カメラ検査と同日にピロリ菌検査・結果の説明が可能
胃カメラの観察中に疑わしい所見があれば、その場で組織を採取してピロリ菌に感染していないかを調べる検査を行うことができます。
また、検査当日に画像をご覧いただきながら結果を丁寧にご説明するため、何度も結果を聞きにご来院いただく手間を省くことができます。
当院の胃カメラ検査について⇒ https://shitamachi-endoscopy.com/medical/medical03/
胃痛を我慢せず、まずは一度「胃カメラ」で不安を解消しましょう
ストレスによる胃の痛みは、体からのSOSサインです。「いつものことだから」と我慢し続けると、重大な病気を見逃してしまったり、痛みが慢性化してさらにストレスを抱え込んでしまったりという悪循環に陥ってしまいます。
胃カメラで直接胃の中を見ることで、「大きな病気は隠れていない」と確認できるだけでも、気持ちがスッと楽になる方はたくさんいらっしゃいます。
東京下町おなか内視鏡クリニック葛飾金町院では、高度な診断技術と最新の内視鏡システムにより、精度の高い検査を実現しています。また、鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査で、96%の患者さまから『非常に良かった、家族や知人にも勧めたい』との評価を頂いております。
胃の痛みでお悩みの方や、胃カメラ検査について「痛そう」「苦しそう」という不安で検査をためらっている方は、ぜひ一度ご相談ください。早朝・土日の検査にも対応しており、お忙しい方でも受診していただけます。
ご予約は24時間WEB予約・LINE予約も承っております。
WEB予約はこちら⇒ https://wakumy.lyd.inc/clinic/hg09229
