2026年10月29日

「お腹が空くと胃のあたりがキリキリ痛むけれど、何か食べるとスッと楽になる」
このような症状にお悩みではありませんか?
空腹時に胃痛が起こり、食後に和らぐという痛みの場合、消化器の異常として胃や十二指腸の病気を知らせるサインである可能性があります。
今回は、空腹時に胃が痛むメカニズムや考えられる原因疾患、すぐに病院を受診すべき危険なサインについて詳しく解説します。
空腹時に胃が痛いけれど、食べると治るのはなぜ?
胃酸が直接胃の粘膜を刺激しているサイン
胃は食べ物を消化するために、強い酸性を持つ「胃酸」を分泌しています。食事中や食後は、口にした食べ物が胃酸を薄めてくれるため、胃の粘膜への刺激は自然と和らぐ仕組みになっています。
一方で、空腹時は胃の中が空っぽの状態です。そこへ胃酸が分泌され続けると、酸が直接粘膜に触れてしまい、キリキリとした痛みを感じやすくなります。
つまり、食べ物を口にすることで胃酸が一時的に中和され、痛みが落ち着いている状態と考えられます。
「食べれば治るから大丈夫」という自己判断は危険です
食事をとることで痛みが和らぐと、つい検査をせずに放置してしまう方も少なくありません。しかし、痛みが引いたのは一時的に胃酸が薄まったからであり、根本的な原因が解決したわけではないのです。
もし胃や十二指腸の粘膜に傷や炎症があった場合、放置すると徐々に悪化していく恐れがあります。同じような痛みを繰り返している場合は、早めに原因を調べることが大切です。
空腹時の胃痛で疑われる消化器の病気
十二指腸潰瘍
空腹時の胃痛で真っ先に疑われるのが、十二指腸潰瘍です。胃の次にある十二指腸の粘膜が深くえぐれてしまった状態で、主にピロリ菌感染や痛み止めの薬(NSAIDsなど)の長期服用が原因で起こります。
空腹時に分泌された胃酸が、十二指腸の傷を直接刺激するため、みぞおち周辺に強い痛みが生じます。食事をとると胃酸が中和されて痛みが治まるのが典型的な特徴ですが、悪化すると出血したり、腸の壁に穴が開いたりする危険もあります。
胃潰瘍
十二指腸潰瘍と同じく、粘膜が深く傷つく病気です。十二指腸潰瘍が空腹時に痛みやすいのに対し、胃潰瘍は食後30分から数時間ほどの間に痛みが強くなる傾向があります。
ただし、症状の現れ方には個人差があり、空腹時に不快感や痛みを覚える患者さまもいらっしゃいます。みぞおちの痛みだけでなく、胸やけやげっぷを伴うことも多い疾患です。
急性胃炎・慢性胃炎
胃の粘膜に炎症が起こる状態で、過度なストレスや暴飲暴食、アルコール、ピロリ菌感染などが主な原因とされています。
胃粘膜が弱っているところに胃酸が分泌されることで、空腹時や夜間にキリキリとした痛みを感じることがあります。吐き気や胃もたれ、食欲低下などを伴うケースも多く、慢性化すると胃の粘膜が薄くなる「萎縮性胃炎」へと進行する可能性があります。
逆流性食道炎
胃酸や胃の内容物が食道へ逆流し、食道の粘膜に炎症を起こす病気です。加齢による筋力の低下や、脂っこい食事、前かがみの姿勢などが引き金となります。
代表的な症状は胸やけや酸っぱいげっぷなどですが、空腹時に胃酸が多く分泌されると、みぞおち付近の痛みとして感じる場合もあります。就寝時に症状が強くなり、睡眠を妨げてしまうことも少なくありません。
胃がん・十二指腸がん
初期の段階ではほとんど自覚症状がないのが特徴ですが、進行すると胃痛や胃の不快感が現れることがあります。食後や空腹時など、特定のタイミングで痛みが続くようになったり、体重が減少したりする場合は注意が必要です。
ただの胃痛と思い込んでしまうと、早期発見の機会を逃してしまう恐れがあるため、長引く症状には精密な検査を受けて原因を特定する必要があります。
すぐに消化器内科を受診すべき症状
黒っぽい便(タール便)が出る、吐血する
胃や十二指腸からの出血が疑われる、非常に危険なサインです。胃酸と血液が混ざることで、便が海苔のように黒っぽくドロドロとした状態(タール便)になります。
また、出血量が多いと吐血してしまうこともあります。これらの症状が見られた場合は、潰瘍が進行して血管が破綻している可能性が高いため、早急に医療機関をご受診ください。
痛みを何度も繰り返す、徐々に痛みが強くなる
「痛くなっても数日でおさまるから」と放置しているうちに、少しずつ症状が進行しているケースがあります。以前よりも痛みの頻度が増えたり、痛みの程度が強くなったりしている場合は、粘膜の炎症や傷が深くなっていると考えられます。
我慢してやり過ごそうとせず、早めにご相談いただくことをおすすめします。
市販の胃薬をやめると痛みが再発する
市販の胃腸薬は、胃酸の分泌を抑えたり粘膜を保護したりすることで、一時的に症状を和らげてくれます。しかし、薬の効果が切れると再び痛み出す場合は、根本的な病気が治っていない証拠です。
薬で症状をごまかし続けると、重大な疾患の発見が遅れる原因にもなります。
体重の減少や、原因不明の貧血がある
ダイエットをしているわけでもないのに体重が減っていく場合や、立ちくらみ、息切れなどの貧血症状がある場合は、胃がんなどの悪性腫瘍や、消化管からの慢性的な出血が疑われます。
胃の痛みとあわせてこれらの症状に気づいたときは、症状を放置せずにご相談ください。
胃痛を和らげるために、今日からできる予防・対処法
刺激物(香辛料・カフェイン・アルコール)を控える
唐辛子などの強い香辛料、コーヒーや濃いお茶に含まれるカフェイン、そしてアルコールは、胃酸の分泌を過剰に促進し、胃粘膜を刺激してしまいます。
胃の痛みや不快感があるときは、これらの摂取をできるだけ控え、胃に優しい食事を心がけましょう。特に空腹時のコーヒーや飲酒は、胃への負担が大きいため注意が必要です。
脂っこい食事を避け、早食いせずによく噛んで食べる
脂肪分の多い食事は消化に時間がかかり、胃酸が長時間分泌され続けるため、胃に大きな負担をかけます。また、よく噛まずに飲み込んでしまう早食いも、消化不良を招く原因です。
食事の際は、ゆっくりと時間をかけ、食べ物をしっかりと噛み砕いてから飲み込むことで、胃の負担を大幅に減らすことが期待できます。
ストレスを溜め込まず、自律神経を整える
胃腸の働きは自律神経と密接に関わっており、過度なストレスや疲労が蓄積すると胃酸の分泌バランスが崩れやすくなります。十分な睡眠をとり、リラックスできる時間を持つことが、胃痛の予防に繋がります。
ぬるめのお湯にゆっくり浸かったり、軽いストレッチを行ったりして、心身の緊張をほぐす習慣を取り入れてみてください。
胃痛の原因を特定する当院の胃カメラ検査の特徴
鎮静剤を使用した「眠っている間に終わる」苦痛の少ない検査
ご希望によって、少量の鎮静剤(静脈麻酔)にて眠ったまま検査を受けることも可能です。この鎮静剤を用いた内視鏡検査には「苦痛が限りなく少ない」という大きなメリットがあります。
胃カメラ検査では体質などにより嘔吐反射や咳などで苦しんでしまう方もいらっしゃいますが、眠っている状態で検査を行うため、このような苦痛を感じることなく終了します。嘔吐反射が強い患者さまにとって大きなメリットです。
検査終了後は、鎮静剤の効果が切れるまでリカバリールームでしばらく休憩していただくため、安心してご帰宅できます。
がんセンター出身の内視鏡専門医による精確な内視鏡検査
がん専門施設で豊富な経験を積んだ内視鏡専門医が、丁寧かつ精密な検査を行います。検査を行うすべての医師が日本消化器内視鏡学会の内視鏡専門医資格を取得しています。
内視鏡医の中でも学会が定めた研修や試験を受けて認められた者が内視鏡専門医の資格を与えられます。
当院ではさらに、がん専門病院で豊富な経験を積んだ・高い水準の内視鏡診療能力を備えた者が検査を行います。
最先端の医療機器を完備
より精密な検査を行うために、当院ではがんセンターと同じ最新かつ最上位モデルの内視鏡で検査・治療を行います。
高精細な画質で胃や食道、十二指腸の内部をくまなく観察できるほか、特殊な光を用いて粘膜の表面や微細な血管を強調する機能も備わっています。これにより、ごく小さな病変もより確実に見つけ出すことができ、質の高い検査の実現に繋がっています。
早朝・土日の胃カメラ検査ができる
仕事や家事、育児のため、平日日中はなかなか検査のための時間も取れないという方が多いと思います。そのため、当院では早朝や土日に内視鏡検査を受けていただくことができます。
早朝や土日でも、経験豊富な専門医が検査いたしますのでご安心ください。ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。
空腹時の胃の痛みでお悩みの方は当院へご相談ください
空腹時の胃痛は、決して珍しい症状ではありません。しかし、「食べれば治るから大丈夫」と放置してしまうのは、思わぬ病気の発見を遅らせてしまうリスクがあります。
胃の痛みを何度も繰り返している方や、黒っぽい便が出た方、これまで一度も胃カメラ検査を受けたことがない方は、一度しっかりと胃の内部を調べておくと安心です。
東京下町おなか内視鏡クリニック葛飾金町院では、高度な診断技術と最新の内視鏡システムにより、精度の高い検査を実現しています。また、鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査で、96%の患者さまから『非常に良かった、家族や知人にも勧めたい』との評価を頂いております。
空腹時の胃の痛みでお悩みの方や、胃の不調が続いている方は、ぜひ一度ご相談ください。早朝・土日の検査にも対応しており、お忙しい方でも受診していただけます。
ご予約は24時間WEB予約・LINE予約も承っております。
WEB予約はこちら⇒ https://wakumy.lyd.inc/clinic/hg09229
