2026年3月24日

みぞおちが痛いとき、まず確認したい症状

みぞおちの痛みは、胃炎や消化不良のような比較的よくみられる不調で起こることもありますが、症状の出方によっては早めの受診が必要なことがあります。
痛みが続くのか、繰り返すのか、食後に悪化するのか、吐き気や胸やけを伴うのかといった点は、受診の目安を考えるうえで大切です。
また、急な強い痛みや、吐いたものに血が混じる、黒っぽい便が出る、胸の痛みや息苦しさを伴う場合は、一般的な胃の不調として様子を見るのは危険です。
ここでは、みぞおちが痛むときに注意したい症状についてご紹介します。
早めに受診を考えたい症状
みぞおちの痛みが数日続く、何度も繰り返す、食後のもたれや吐き気が続くといった場合は、早めの受診をご検討ください。
消化不良の症状が続くこと、強い痛み、体重減少、繰り返す嘔吐、飲み込みづらさなどは、放置をせず検査したほうがよいサインとされています。
すぐに受診したい危険な症状
突然の強い痛みが出たとき、動けないほど痛いとき、お腹を押すと強く痛むときは、早急な対応が必要なことがあります。
さらに、吐血、継続的な吐き気、黒くてねばつく便、血便は、消化管出血などの重大な病気が関係している可能性があるため、すぐに受診が必要です。
みぞおちの痛みで考えられる主な原因

胃炎
胃炎では、みぞおちのあたりの痛みや不快感、吐き気、食事の途中ですぐ満腹になる感じなどがみられることがあります。
胃の粘膜に炎症が起こることで症状が出るもので、長く鎮痛薬を使っている方や、アルコールなどの刺激が関係することもあります。
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胃潰瘍・十二指腸潰瘍
胃潰瘍や十二指腸潰瘍でも、みぞおちの痛みはよくみられます。
潰瘍の場合は鈍い痛みや焼けるような痛みとして感じることがあり、空腹時や夜間に目立つこともあれば、食事で一時的に変化することもあります。
主な原因としては、ピロリ菌感染やNSAIDsなどの消炎鎮痛薬が知られています。
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逆流性食道炎
逆流性食道炎は、胃酸や胃の内容物が食道へ逆流することで起こり、胸やけや酸っぱいものが上がってくる感じが代表的な症状です。
ただ、胸の中央だけでなく、上腹部の違和感やみぞおちの痛みとして感じられることもあります。
また、「焼ける感じがある」「げっぷが増えた」「食後に苦しくなる」といった症状が続く場合は、逆流性食道炎が関係している可能性があります。
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機能性ディスペプシア
機能性ディスペプシア(FD)とは内視鏡検査などで調べても、胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃がんといった器質的な異常がないにもかかわらず、胃痛(みぞおちの痛み)や胃もたれ、胃の膨満感などの症状が慢性的に起こる病気です。
はっきりした強い炎症や潰瘍のような病気だけが、みぞおちの痛みの原因とは限りません。
こうした症状が続く場合は、まずほかの病気が隠れていないかを確認したうえで、機能性ディスペプシアの可能性も含めて考えていきます。
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胆石症・胆のう炎
胆石症では、上腹部の痛みが数時間続くことがあり、痛みが急にはじまって強くなることがあります。
みぞおち周辺の痛みとして感じる方もおり、吐き気を伴うこともあります。胆石が原因で痛みを繰り返す場合は、胃ではなく胆のう側に原因がある可能性も考えられます。
急性膵炎
急性膵炎では、みぞおちから上腹部にかけての強い痛みが突然、または急に強まる形で出ることがあります。
痛みが背中に広がることもあり、吐き気や嘔吐を伴いやすいのが特徴です。
軽い胃もたれとは違い、強い痛みが続いて動けないほどになることもあります。
痛み方や出るタイミングで、考えられる原因は変わります

みぞおちの痛みは、同じ場所が痛くても、いつ痛むのか、何をすると悪化するのか、ほかにどんな症状があるのかで考えられる原因が変わります。食後に強くなるのか、空腹時や夜中に痛むのか、胸やけやげっぷを伴うのか、ストレスがかかると悪化しやすいのかを整理すると、受診時にも症状を伝えやすくなります。
ここでは痛み方や出るタイミングごとに考えられる原因についてご紹介します。
食後に痛いとき
食後にみぞおちが痛む場合は、胃に負担がかかったときに症状が出やすい胃炎や消化不良、機能性ディスペプシアなどが考えられます。
胃炎では上腹部の痛みや不快感、吐き気、食事の途中ですぐ満腹になる感じがみられることがあり、機能性ディスペプシアでも、食後のもたれや張り、早い満腹感が続くことがあります。
また、逆流性食道炎でも、食後や横になったときに症状が出やすく、みぞおち周辺の違和感として感じることがあります。
食後の痛みが何度も続く、少し食べただけで苦しくなる、胸やけや酸っぱいものが上がってくる感じがあるときは、胃だけでなく食道側の不調も含めて確認しておくと安心です。
空腹時や夜中に痛いとき
空腹時や夜中にみぞおちが痛むときは、胃潰瘍や十二指腸潰瘍が原因のひとつとして考えられます。
消化性潰瘍の痛みは鈍い痛みや焼けるような痛みとして感じることがあり、胃が空のときや夜間に出ることがあります。
人によっては、食事をすると一時的に楽になることもあれば、逆に食事で悪化することもあります。
吐き気・胸やけ・げっぷを伴うとき
みぞおちの痛みに加えて、吐き気、胸やけ、げっぷ、食後の膨満感がある場合は、消化不良や逆流性食道炎、機能性ディスペプシアなどが関係していることがあります。
また、吐き気が強い、何度も吐く、背中まで痛む、発熱を伴うといった場合は、単なる胃もたれではなく、胆のうや膵臓の病気が関係していることもあります。
特に膵炎では、上腹部からみぞおちにかけての痛みに加えて、吐き気や嘔吐を伴うことがあり、背中へ広がる痛みが出ることもあります。
ストレスで悪化しやすいとき
検査で大きな異常が見つからないのに、みぞおちの痛みや胃もたれが続く場合は、機能性ディスペプシアが関係していることがあります。
機能性ディスペプシアでは、みぞおちの痛みや灼ける感じ、食後の張り、早い満腹感、吐き気などが続くことがあり、治療では薬だけでなく、ストレスを減らす工夫が症状の改善に役立つことがあります。
もちろん、ストレスを感じるからといって、すべてをストレスのせいと決めつけるのは他の病気の見逃しに繋がります。
症状が長引くときや、食事がとりにくい、体重が減ってきた、痛みが強くなっているといった変化があるときは、ほかの病気が隠れていないかも含めて一度ご相談ください。
みぞおちが痛い時に当院で行う胃カメラ検査の特徴
鎮静剤を使った苦痛の少ない胃カメラ検査
当院では鎮静剤を用いた苦痛の少ない胃カメラ検査が可能です。
この鎮静剤を用いた胃カメラ検査には、大きなメリットがあります。
まず、「苦痛が限りなく少ない」ということです。胃カメラ検査では体質などにより嘔吐反射や咳などで苦しんでしまう方もいらっしゃいますが、眠っている状態で検査を行うため、このような苦痛を感じることなく終了します。嘔吐反射が強い患者様にとって大きなメリットです。
鎮静薬の使用は検査を実施する内視鏡医にとっても大きなメリットがあります。鎮静剤の使用により、喉や身体の力が抜けることで、内視鏡の挿入や消化管の観察自体をスムーズに行うことができるため、検査の質の向上につながります。
検査終了後は、鎮静剤の効果が切れるまでリカバリールームでしばらく休憩していただくため、安心してご帰宅いただけます。
胃カメラ検査ページ⇒
みぞおちの痛みでお悩みの方は当院へご相談ください

みぞおちの痛みは、胃炎や胃潰瘍、逆流性食道炎、機能性ディスペプシアのほか、胆のうや膵臓の不調など、さまざまな原因で起こります。
食後に痛む、空腹時や夜中に痛む、胸やけやげっぷを伴う、吐き気が続くなど、症状の出方によって考えられる原因は異なるため、自己判断で様子を見続けるよりも、一度きちんと確認することが大切です。
東京下町おなか内視鏡クリニック葛飾金町院では、高度な診断技術と最新の内視鏡システムにより、精度の高い検査を実現しています。
また、鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査で、96%の患者さまから『非常に良かった、家族や知人にも勧めたい』との評価を頂いております。
みぞおちの痛みでお悩みの方や、内視鏡検査をお考えの方はぜひ一度ご相談ください。
早朝土日の検査にも対応しており、お忙しい方でも受診していただけます。
ご予約は24時間WEB予約・LINE予約も承っております。
