横になると気持ち悪くなる…考えられる病気と早めに相談すべき症状|苦痛の少ない胃カメラ・大腸カメラを葛飾区金町駅でお探しなら【東京下町おなか内視鏡クリニック 葛飾金町院】

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横になると気持ち悪くなる…考えられる病気と早めに相談すべき症状

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2025年9月05日

横になると気持ち悪くなる…考えられる病気と早めに相談すべき症状

横になると気持ち悪いのはどんな病気が原因?

横になっている女性

「横になると気持ち悪い」と感じるのは、一時的な体調不良のこともあれば、体の中で何らかの病気が関係している場合もあります。ここでは代表的な原因についてご紹介します。

逆流性食道炎など胃や食道のトラブル

横になると、胃の中の物や胃酸が食道へ逆流しやすくなります。
特に「逆流性食道炎」では、胸やけや吐き気、のどの違和感を伴うことがあります。
食後すぐに横になる習慣や、暴飲暴食・アルコール・脂っこい食事が続くと悪化しやすいため注意が必要です。

胃腸炎などによる腸の不調

胃腸炎になると腸の動きが正常ではなくなり、おなかの膨満感や腸液の逆流などにより、吐き気を伴うことがあります。脱水症状にもなりやすいため、こまめな水分補給が必要です。嘔気症状がひどくなると口からの水分補給が出来なくなるため、点滴などの入院が必要となる場合もあります。症状がひどくなる前に医療機関への受診をご検討ください。

めまいや耳の異常によるもの(良性発作性頭位めまい症など)

横になる・寝返りをうつなど頭の位置が変わったときにめまいと吐き気が出る場合は、耳の奥にある「三半規管」のトラブルが原因のことがあります。
代表的なのは「良性発作性頭位めまい症」で、耳石という小さな結晶が動いてバランス感覚を乱す病気です。
強い吐き気やふらつきを伴うこともあります。

心臓や呼吸器の病気が隠れている場合も

横になると心臓や肺に負担がかかり、息苦しさや吐き気を感じることがあります。
心不全や不整脈、呼吸器の病気(ぜんそく・肺の異常など)が隠れていることもあります。
「横になると苦しい」「夜中に息切れや動悸がある」といった症状が続く場合は、お早めに当院までご受診ください。

自律神経の乱れやホルモンバランスの影響

強いストレスや生活リズムの乱れによって、自律神経の働きが不安定になると、横になったときに吐き気や気持ち悪さが出ることがあります。
また、女性の場合はホルモンの変化(生理周期や更年期)によっても同じような症状が現れることがあります。
規則正しい生活やストレスケアが重要です。

自宅でできる対策と生活習慣の工夫

悩んでいる女性

「横になると気持ち悪い」という症状は、必ずしも重い病気とは限りません。
日常生活のちょっとした工夫で和らぐこともあります。
ここではご自宅でできる対策をご紹介します。

食後すぐに横になるのを避ける

食後は胃に食べ物がたくさん入っているため、すぐに横になると胃酸や食べ物が食道に逆流しやすくなります。
食後2〜3時間はなるべく横にならず、軽い家事やゆったりと座って過ごすようにしましょう。
これだけでも胸やけや吐き気の予防につながります。

枕の高さを調整して胃酸逆流を防ぐ

夜眠るときは、枕を少し高めにして上半身を起こすようにすると、胃酸の逆流を防ぐ効果があります。
特に逆流性食道炎が疑われる方は、ベッドの頭側を10〜15cmほど高くする工夫もおすすめです。
無理のない範囲で姿勢を工夫しましょう。

お酒・喫煙・刺激物を控える

アルコールやたばこ、コーヒー、辛い料理や脂っこい食べ物は、胃酸の分泌を増やしたり胃の働きを乱したりすることがあります。
「横になると気持ち悪い」症状が出やすいと感じる方は、こうした刺激物を控えるだけでも改善につながることがあります。

ストレスを減らして自律神経を整える

強いストレスや生活リズムの乱れは、自律神経の働きを乱し、吐き気や気持ち悪さの原因になります。
リラックスできる時間を意識的につくる、深呼吸や軽い運動を取り入れるなど、心身を整える習慣を心がけましょう。質の良い睡眠や規則正しい生活も大切です。

受診が必要な危険サイン

受診している様子

「横になると気持ち悪い」という症状の多くは生活習慣の工夫で和らぐこともあります。
しかし、中には病気が隠れていて、放置すると悪化するケースも少なくありません。次のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

強い吐き気や繰り返す嘔吐がある

一時的な吐き気なら心配いらないこともありますが、強い吐き気が続いたり、繰り返し吐いてしまう場合は注意が必要です。
脱水症状を起こす危険があるほか、胃や腸の病気、耳の異常が背景にあることもあります。

胸やけ・咳・のどの違和感が長引く

食後や夜間に胸やけや咳が続いたり、のどの違和感が長引く場合は、逆流性食道炎などの可能性があります。
炎症が慢性化すると食道粘膜にダメージを与え、放置すると別の病気につながることもあります。

めまいやふらつきで生活に支障が出る

寝返りや横になるときにめまい・ふらつきが強く、日常生活に支障をきたす場合は、耳の病気や神経のトラブルが考えられます。
「転倒しそうで怖い」「頭を動かすと必ず気持ち悪い」といった状態は、受診のサインです。

体重減少や食欲不振が続く

気持ち悪さに加えて、体重が減ってきたり、食欲が落ちている場合は消化器系の病気や全身の不調が背景にある可能性があります。
短期間で体重が落ちているときは特に要注意です。
早めに検査を受けることで原因を特定し、適切な治療につなげることが大切です。

横になると気持ち悪い症状でお悩みの方へ

「横になると気持ち悪い」という症状は、生活習慣や一時的な体調不良が原因の場合もありますが、消化器官や耳、心臓・呼吸器などの病気が関係していることもあります。
症状を繰り返したり、強くなってきたときは、放置せずに医師へ相談することが大切です。

早めに相談することで重症化を防げる

病気の多くは、初期のうちに適切な治療を始めることで進行を防ぐことができます。
「様子を見ていたら悪化してしまった」というケースも少なくありません。
気になる症状が続くときは、早めに受診することで重症化を防ぐことにもつながります。

当院の診療体制とWEB予約のご案内

当院では、症状に応じて内視鏡検査や血液検査などを実施しています。
患者さまの不安に寄り添い、原因をしっかりと調べたうえで、一人ひとりに合った治療や生活指導を行っています。
また、WEB予約をご利用いただければ、24時間いつでもご予約が可能です。初めての方でも簡単にお手続きいただけますので、お気軽にご利用ください。

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記事監修

保有資格
医学博士
日本内科学会 内科認定医
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
日本消化器内視鏡学会 関東支部評議員

院長:三井 智広

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