2026年2月12日

このような食道の痛みを感じることはありませんか?

食事の前後に痛みや食べ物がつかえる感じ
食事をした後に食道に痛みを伴ったり、食べ物がつかえる感じがすることがあります。
この症状は、逆流性食道炎や食道裂孔ヘルニアなどが関係している可能性があります。
胃酸が食道に逆流することで、食道内に炎症が生じると、食べ物が通過しにくくなり、痛みを感じることがあります。
また、食道に物がつかえるように感じる場合、食道アカラシアや食道の動きの異常(食道けいれん)が原因となっていることも考えられます。
これらの症状は、食べ物が食道を通過する際にスムーズに移動しないため、つかえ感が生じるのです。
食事に関係なく持続的に痛みを感じる
食事をした後だけでなく、食道に持続的な痛みを感じる場合、食道炎や食道がんの可能性も考慮する必要があります。
食道炎は、炎症が食道内で長期間続くことで痛みが慢性的になることがあります。
チクチクするような食道の違和感
食道にチクチクとした違和感がある場合、軽度の痛みや不快感であっても、胃酸の逆流や食道炎が関係していることが多いです。
食道が傷ついて炎症が起きると、食道の内壁が敏感になり、チクチクとした違和感を引き起こします。
また、食道の動きに異常がある場合も、食べ物がスムーズに進まずにチクチクする感じが生じることがあります。
食道の痛みによって考えられる病気
食道がん
食道がんは、食道内で発生する悪性腫瘍で、初期には症状があまり現れませんが、進行するにつれて痛みや違和感が強くなります。
食道がんの最も一般的な症状は、飲み込むときに痛みを感じることや、食べ物が通りにくくなることです。
喉の奥や胸のあたりに違和感が生じることが多いです。
食道がんのリスク因子には、喫煙や過度の飲酒、または逆流性食道炎が長期間続くことが挙げられます。
逆流性食道炎
逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流して食道の粘膜を刺激することによって起こる炎症です。
胃酸が食道に上がることで、胸やけや食道の痛みが発生します。特に、食事後に痛みが強くなることが多いです。
逆流性食道炎は、食道の下部括約筋の働きが弱くなることで胃酸が逆流しやすくなるため、肥満や高脂肪の食事、ストレスなどが引き金になることがあります。
症状がひどくなると、食道の潰瘍や狭窄を引き起こす可能性もあります。
非びらん性胃食道逆流症
非びらん性胃食道逆流症は、逆流性食道炎と似た症状を引き起こしますが、食道内に明らかなびらん(潰瘍)が見られない状態です。
主に胸やけや飲み込み時の違和感が続くことが特徴です。
非びらん性胃食道逆流症は、逆流が食道に影響を与えていても、内視鏡で見たときには食道に大きな傷がないため、診断が難しいことがあります。
食道アカラシア
食道アカラシアは、食道の下部にある括約筋が正常に弛緩しないことにより、食べ物が食道を通過しにくくなる病気です。
この病気では、食べ物がつかえる感じや嚥下時の痛みが特徴的です。食道アカラシアでは、食道の運動が正常に行われなくなるため、食べ物が食道に滞り、痛みや不快感が生じます。
この病気は、胃酸逆流や食道けいれんとも似た症状があり、診断には内視鏡検査やバリウム検査が必要です。
放置すると食道が広がり、食事がさらに困難になる可能性があります。
食道炎
食道炎は、食道の粘膜が炎症を起こす状態で、胸やけや痛みを引き起こします。
食道炎の原因としては、胃酸の逆流、感染、薬剤の影響などがあります。
特に、抗生物質や鎮痛剤などの薬が原因で起こることがあります。
食道炎は、炎症が軽度であれば薬で治療できますが、放置すると症状が悪化し、潰瘍や出血を引き起こすこともあります。
食道裂孔ヘルニア
人の体内には胸腔と腹腔があり、間は横隔膜に遮られています。
胸腔内にある食道は、口から入った食べ物を腹腔内の胃へ届ける必要があり、食べ物は横隔膜にある食道裂孔を通っていきます。
食道裂孔ヘルニアは、食道裂孔から胃の一部が胸腔側にはみ出た状態です。
胃が全体に上にずれてきているのが滑脱型、胃壁の一部が袋状になって飛び出ているのが傍食道型と呼ばれ、両方の特徴がある混合型も加えた3つのタイプに分けられます。
好酸球性食道炎
好酸球性食道炎は、食道にアレルギー性の白血球(好酸球)が集まることによって引き起こされる炎症性疾患です。
この病気では、食道の内壁が炎症を起こし、嚥下時に痛みを感じることがあります。
最も特徴的な症状は、食べ物を飲み込むときの痛みや違和感、または胸の詰まり感です。
好酸球性食道炎は、アレルギー反応が原因となることが多く、食物アレルギーや喘息を持つ人に多く見られます。また、胃酸の逆流が合併していることもあります。
食道カンジダ症
食道カンジダ症は、カンジダという真菌(カビ)が食道に感染し、炎症を引き起こす病気です。
この病気は、免疫力が低下している人や抗生物質を長期間服用している人に多く見られます。
食道カンジダ症では、食道に痛みを感じるほか、飲み込むときに違和感や胸の痛みを伴うことがあります。
カンジダ感染は、食道に白い斑点が現れる特徴があり、内視鏡検査で確認をすることができます。
食道が痛い時に多い原因

食道が痛い時、その原因はさまざまです。痛みを感じる場所や症状の出方によって、考えられる原因が異なります。
ここでは、食道の痛みを引き起こす主な原因を解説します。
胃酸の逆流
胃酸の逆流は、食道が痛い原因として最も一般的です。
胃から食道へ胃酸が逆流することで、食道内に炎症が生じ、胸やけや痛みを引き起こします。
この状態は、逆流性食道炎としても知られています。
胃酸が食道に逆流する原因は、食道下部の括約筋の緩みが主なものです。
食道の粘膜の傷
食道の粘膜の傷も食道の痛みの原因となります。
食道内の粘膜が傷つくことで、痛みを感じることがあります。
この傷は、熱い飲み物や辛い食べ物やアルコールなどの刺激物を摂取することによって引き起こされることが多いです。
また、鎮痛剤や抗生物質などの薬剤の副作用で、食道に傷がつくこともあります。
感染による炎症
感染による炎症も食道の痛みを引き起こす原因の一つです。
食道に感染が起きると、食道の粘膜が炎症を起こし、痛みを感じることがあります。
特に、カンジダ症やウイルス感染が原因となることがあります。
これらの感染症は、免疫力が低下している場合や、抗生物質や免疫抑制剤を使用している人に多く見られます。
感染症による食道の痛みは、嚥下時の痛みや喉の違和感として現れることが多いです。
食道の動きの異常
食道の動きの異常も、食道が痛い原因となります。
食道は、食べ物を胃に送るために収縮する動きを行いますが、この動きが異常になると、食べた物が食道を通過しにくくなり、痛みや不快感が生じます。
食道が痛い時、受診のタイミングを逃さない為に

食道の痛みが続く、または繰り返すとき、いつ受診すべきかを自分で判断するのは難しいことです。
痛みが治まったからといって安心するのではなく、症状の根本的な原因を解決するために、受診のタイミングを逃さないことが大切です。
ここでは、受診が必要なタイミングをご説明します。
症状を繰り返す・悪化した時に受診をしたいケース
食道の痛みが一時的に治まった場合でも、受診が必要な場合があります。
以下のようなケースでは、症状が治まったからと言って安心せず、受診を検討することが大切です。
食道の痛みが強くなったり、再発した場合
食道の痛みが一度治まっても、再発することがあります。
特に、逆流性食道炎や食道炎などの場合は、胃酸が再度食道に逆流し、痛みが再発することが多いです。
このような場合、早期に受診し、症状が進行しないように治療を受けることが重要です。
症状が治まっても食べ物がつかえる感じが続く場合
食道の痛みが治まっても、食べ物がつかえる感じや、嚥下時の不快感が続く場合は、食道アカラシアや食道けいれんなど、食道の運動異常が原因の可能性があります。
このような症状は放置すると、食べ物が通過しにくくなり、重篤な状態を引き起こすことがあるため、早めに受診しましょう。
痛みが続いたり、悪化する場合
食道の痛みが数日以上続いたり、悪化する場合は、食道がんや潰瘍など、深刻な病気の可能性も考えられます。
痛みが治まった場合でも、繰り返す痛みや持続的な痛みがあれば、早期に受診して検査を受けることが必要です。
食道が痛い時に当院で行う胃カメラ検査
胃カメラ検査とは、胃がんの早期発見のほか、食道がん、十二指腸がん、逆流性食道炎、胃・十二指腸潰瘍などの様々な病気を診断することができます。口や鼻から先端にCCD(電荷結合素子)カメラが搭載された内視鏡を挿入し、上部消化管(食道・胃・十二指腸)を直接観察できるため、X線検査に比べて微小な病変の発見に優れています。
検査では必要に応じて内視鏡先端部から出てくる鉗子(かんし)を操作し、病理診断用の組織を採取したり(生検)、ポリープなどを切除したりすることもあります。また、出血部位を止血することもあります。
胃カメラ検査は辛くてこわい検査というイメージを持たれる方が多いのも事実ですが、現在は、医療技術や内視鏡機器が進歩し、苦痛を和らげる色々な選択肢があります。当院では、苦痛なく安心して内視鏡検査を受けていただけるよう様々な工夫を施し、患者様一人ひとりにあった検査方法をご提案させていただきます。お気軽にご相談ください。
食道の痛みでお悩みの方は東京下町おなか内視鏡クリニックへ

食道の痛みは、日常生活において大きな不安や不便を感じさせる症状です。
痛みが続いたり、食事中や寝ているときに違和感を覚えたりすることで、生活の質が低下することもあります。
食道の痛みの原因はさまざまで、早期の診断と適切な治療が重要です。
東京下町おなか内視鏡クリニック葛飾金町院では、高度な診断技術と最新の内視鏡システムにより、精度の高い検査を実現しています。
また、鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査で、96%の患者さまから『非常に良かった、家族や知人にも勧めたい』 との評価を頂いております。
食道の痛みでお悩みの方や、内視鏡検査をお考えの方はぜひ一度ご相談ください。
早朝土日の検査にも対応しており、お忙しい方でも受診していただけます。
ご予約は24時間WEB予約・LINE予約も承っております。
